ALC探訪

より個性的な表情へ

ららテラス北綾瀬

 2025年6月、東京都足立区谷中にオープンした商業施設です。日々の暮らしに豊かさや彩りを添える「暮らし 綾なす」がコンセプト。鉄骨造地上4階、地下1階建の構造で、東京メトロ千代田線北綾瀬駅北改札と同施設2階がペデストリアンデッキで結ばれ、利便性の高い立地となっています。

ららテラス

 この施設では様々なALCパネルが採用されています。もっとも目を引くのは外壁です。異なる柄の意匠パネルがレイアウトされ、さらに綾織をモチーフにした塗装デザインとの組み合わせが、見る人にリズミカルな印象を与えています。
 正面玄関などの柱周りにもALCパネルが採用されました。

自由なデザインを支える

 ALCパネルの多彩な意匠バリエーションが外装デザインに新たな可能性をもたらします。
 意匠パネルが誕生してからおよそ45年が経過しました。縦・横ライン、格子柄など直線的な意匠に始まり、以後割石調など複雑な立体形状が加わりました。
 現在では、表面を平滑にした光沢のあるパネルやデザインを自由に設計できるパネルがラインアップされています。

意匠パネルの拡充

学校訪問&出張講習

ALC協会は、広報活動の一環として、ALCパネルの概要をまとめた冊子「ALCパネル・基礎知識」を毎年発行しています。当協会は島根県立松江工業高等学校より講習のご依頼をいただき、2025年11月に定時制課程の建築科のクラスを訪問しました

ALCパネルの出張講習

 ALCパネルについての出張講習を開催しました。
 約1時間の授業のなかでALCパネルの特徴、製造方法、性能、取付け構法、施工方法などについて説明しました。

https://www.matsue-th.ed.jp/
島根県立松江工業高等学校
 同校の原点は1907年(明治40年)に創立された「松江市立工業学校修道館」です。「修道館」は旧松江藩の藩校の名称を受け継ぎました。以後、統合・分離、数回の改称などを経て、現在に至っています。工業科の定時制が併設されたのは1939年(昭和14年)。2007年(平成19年)には創立100周年を迎えました。

 この講習では、教材として冊子「ALCパネル・基礎知識」やDVD「ALCパネル」などを用いました。座学だけではなく、ALCのカットサンプルを手にとって、多孔質の質感とその軽さを確かめてもらいました。
 ALCパネルを使用した施工事例紹介では、有名な建築物ばかりではなく、地元周辺の建築物を10件ほど紹介しました。日常生活の景色のなかで、ALCパネルを身近に感じてもらえたようです。
 建築知識の一環として、この講習内容をみなさんのこれからに役立てていただければと考えています。
 今回、松江市内では朝ドラの空気に触れることができ、その登場人物たちが暮らした時代を感じることができました。

このたびの訪問に際して、ご協力をいただいた関係各位にお礼申し上げます。

建築再生展2025

 ALC協会は、2025年12月9〜12日の3日間、東京ビッグサイトで開催された「建築再生展2025」に出展しました。29回目となるこの展示会は、建築の優れた技術・工法・製品が一堂に集められ、当該分野に携わる人達の積極的な情報交換の場にもなっています。
 今回のテーマは「マンション改修編2025〜マンション長寿命化のための適正管理と改修」です。ALC協会は、ALCパネルのリサイクルに関するリーフレットを展示・配布しました。なお、当協会は後援団体としてもこの展示会に参加しています。

編集後記

 最近目にとまったニュースがあります。海外の観光客に“2ドルで買えるコンビニのライン柄ソックス”が大人気だそうです。何気ないアイテムですが、コンビニのロゴをイメージ化した柄が海外の人にとっては、日本の旅の思い出になるというのが面白くて、微笑んでしまいました。日常生活で見慣れている何気ないものが、意外と誰かの心をつかむものなのですね。
 街の色は冬の名残からゆっくりと新しい季節へ移り変わってきました。新年度が始まるこれからの時期は、自分の身の回りにも新しい視点を取り入れやすい時期だと思われます。普段の景色や習慣も、少し角度を変えるだけでちょっと楽しく見えてくるかもしれません。
 みなさまにとっても、ささやかな発見がふえる心地よい春となりますように。

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